スリックタイヤってなに??
こんにちは!本日も武蔵村山店から発信です!よろしくお願いします!
みなさん「スリックタイヤ」って聞いたことありますか??
F1など競技用で使われる、”溝のない”タイヤのことをさします。
溝の無いタイヤって車に興味ない人にとっては「えっ、大丈夫なの?」と思われるかもしれませんね。
公道では溝の無いタイヤでの走行は道路交通法で禁止されていますが、レースではスリックタイヤならではの効力を発揮します。
その特徴とは??
基本的な機能は私たちが普段使っている車のタイヤと一緒で、ゴムと路面の摩擦力でグリップを得ています。
スリックタイヤはその効果を最大限に引き出すため、路面との摩擦で発生する熱でタイヤの表面を溶かし路面とタイヤを粘着させることでさらに強力なグリップ力を得ています。
メカニズムとしてはガムテープと似ていて、その粘着面が外側になるようにタイヤに巻き付けられて走っているようなイメージです。
そのグリップ力こそがスリックタイヤのメリットです。
カーブで強力なGがかかってもタイヤが滑りにくくなり、ブレーキ時にはタイヤがロックする限界が高まり、走行タイムを縮めることができます。
完全にレースで勝つために作られたタイヤです。
ちなみにレースで使われたスリックタイヤはこんな状況になります。
タイヤの表面が溶けたものが再び固まっている様子です。
走行中はタイヤ表面が120℃~140℃になるらしいですよ!
一方デメリットはというと、溝がないため雨天での走行が大変危険になることです。
ハイドロプレーニング現象が起きる可能性が極めて高いですし、
雨で路面が冷たくなっているため、スリックタイヤの効力が発揮できません。
じゃあ雨の日はレースができないのか??
雨の日はそれ用の「カットスリックタイヤ」という溝の入ったタイヤがちゃんとあるんですね。
ということで、今回はこういうタイヤがあるんだよということでスリックタイヤを紹介させていただきました!
履かせてみたい方もいらっしゃるかたがいるかもしれませんが、サーキット内でお願いしますね!
武蔵村山店からでした!
(画像拝借しました)