タイヤフィッターこだわりの作業方法<脱着編>
我々タイヤフィッターでは、エアツール・電動工具を使用しません!!
ホイールナット、ホイールボルトを緩めたり締め付けたりといった作業を、 すべて手作業で行います。
ホイールナット、ホイールボルトに異常がある場合など、手作業で行うとすぐに発見、対処できるからです。
安全!確実!丁寧!に作業を行うためのこだわりのポイントです。
ホイールを車両に取り付けるための「ハブ」と「ハブボルト」です。
上記の参考画像ですとホイールはナットで固定します。(参考画像は国産車です)
以前、ご来店のお客様。いざホイールを車両から外そうと緩めていたらナットがこのハブボルトと一緒に回ってる感じ。
ホイールを外すため使用しているレンチにいつまでも手ごたえが・・・。(この時点でお客様にご案内します。)
なんとかナットを外して確認してみるとこのハブボルトが完全にナメてしまってたわけです。
オーナーさんに話を聞いたところ、前回取り付け作業を行ったところで、「インパクトレンチ」を使用して取付を行ったそうです。
インパクトレンチを使用すると、多少ボルト側に伸びや不具合があってもレンチの力が強いのでナットがネジ山を傷めながら
入ってしまう可能性が高いのです。
当店で作業をされた方はご存じだと思うんですが、車両への脱着は、エアーや電動のインパクトレンチを使用せず、すべてハンドツールで作業します。
そうすることによって、こういったトラブルを未然に防ぐとともに、ボルトやナットに不具合が発生しそうな状態を確認できるのです。
もちろん、エアツールなどを使用すれば作業スピードも速くなります。
しかしそうすることによってハブボルトを傷めててしまうのでは本末転倒。 お金も修理時間も余計にかかってしまいます。
タイヤフィッターの作業、皆さんに「早い!」と言われていますが時間をかけなければいけないところにはしっかり時間をかけています。
「ハンドツールで丁寧に作業する。」ここは我々タイヤフィッターの大きなこだわりです!!!